小説：My Merry Maybe

電車の中で完読！最初の印象は、何であの人出てこないのーっ！？だった。巻頭のカラーページに載っているので、てっきり主人公だと思っていたのに・・・これじゃあ、サギだぁ、と叫びたいのをぐっと我慢して「あとがき」をよく読んでみると、色々と事情が書いてあった。
小説の内容自体は、よくまとまっていて面白かった。でも、ジャイブ本としては異例なんだそうだ。というのは、上で書いた「あの人」のような人が、主人公じゃないからだ。巻頭のカラーページの方が、ジャイブの基本スタンスらしい。でも、内容に合った巻頭ページにしてもらわないと、逆効果なんじゃない？誰も長井氏に、軽いノリの小説は期待していないでしょう・・・。
My Merry May with beのエピローグをプレイしてから読んだ方がいい小説かと思っていたが、めいびープレイ後でOKの内容だった。むしろ、エピローグをプレイした直後に読んだのは、逆効果だったかもしれない。というのは、エピローグの後で「あの人」がどうなったのか、気になってしょうがなかったからである。巻頭ページで主人公のように思わせておいて、ほとんど出てこないんじゃあ、肩透かしを食らったような感じがした。
それにしても、200ページは短かかった！長井氏には、もっと長いのを書いてほしい（シャレじゃないよ、本音です）。このシリーズの次回作があるとしたら、今度は本部長の誕生秘話が読みたい・・・。